2008年 01月 15日
台湾おもしろエピソード集9・前編 (留学百三十八日目) |
不定期連載の台湾おもしろエピソード集。今回は全編と後編に分けて先日の立法院選挙について取り上げたい。
先日、12日に行なわれたは、国民党が八十一議席を獲得、与党の民進党は二十七議席にとどまるという、民進党の大敗という結果に終わった。輔仁大学のある台北縣第四選区では現職の国民党の李鴻鈞、同じく現職の民進党の吳秉叡、台聯の鄭余豪、緑党の徐文彥が立候補しており、当選したのは李鴻鈞。この選挙区の結果も、選挙制度改革で議席数が半減したことと小選挙区比例代表並立制が導入されたということの影響を受けていたといえよう。
今回の選挙についての考察は、「日本與亞太區域國家關係」の授業の期末レポートでさっき長々と書いたので正直なところ二度書くのも面倒くさい。しかしまったく触れないのもどうかと思うので簡単なコメントと、台湾の選挙戦のちょっとしたエピソードを紹介したい。
まず、今回の選挙結果の背景を五行ほどでまとめる。今回の選挙が台湾発の「脱理念型」の選挙となり民進党が大敗した理由は、①有権者が「自立化路線」より「経済振興」を求めたということ、②有権者が民進党の台湾独立路線を強調するやり方を、経済不満をそらすためのパフォーマンスとみなしたこと、③「省籍矛盾」や「族の対立」などを乗り越えた新しい台湾意識が定着してきたこと、にあるのではないだろうか。
先日、12日に行なわれたは、国民党が八十一議席を獲得、与党の民進党は二十七議席にとどまるという、民進党の大敗という結果に終わった。輔仁大学のある台北縣第四選区では現職の国民党の李鴻鈞、同じく現職の民進党の吳秉叡、台聯の鄭余豪、緑党の徐文彥が立候補しており、当選したのは李鴻鈞。この選挙区の結果も、選挙制度改革で議席数が半減したことと小選挙区比例代表並立制が導入されたということの影響を受けていたといえよう。
今回の選挙についての考察は、「日本與亞太區域國家關係」の授業の期末レポートでさっき長々と書いたので正直なところ二度書くのも面倒くさい。しかしまったく触れないのもどうかと思うので簡単なコメントと、台湾の選挙戦のちょっとしたエピソードを紹介したい。
まず、今回の選挙結果の背景を五行ほどでまとめる。今回の選挙が台湾発の「脱理念型」の選挙となり民進党が大敗した理由は、①有権者が「自立化路線」より「経済振興」を求めたということ、②有権者が民進党の台湾独立路線を強調するやり方を、経済不満をそらすためのパフォーマンスとみなしたこと、③「省籍矛盾」や「族の対立」などを乗り越えた新しい台湾意識が定着してきたこと、にあるのではないだろうか。
by TaiwanBlog
| 2008-01-15 22:30
| 民国96年12月