2008年 02月 29日
春 (留学百八十三日目) |
日本では卒業式から入学式の間ごろというと桜の季節で、全国の大学では桜の下でクラブの新入生勧誘が繰り広げられる。しかし台湾の学校は九月入学なので、クラブの勧誘も秋だけかと思いきや、意外と多くのクラブが勧誘活動に精を出しているのを発見する。しかし、残念ながら桜は見当たらなかった。
冬休み中に台湾中部にある霧社で台湾の桜を見てきたのだが、霧社にあった桜は派手なピンク色で淡い白っぽい桜な日本人のイメージする桜とはまったく別物。台北ではいま陽明山の桜が見ごろだそうだが、陽明山の桜も濃いピンクのもの。台湾の桜も確かに奇麗なのだが、白い桜になじんでいる日本人にとっては桜を見ている気がしないというのもまた事実である。
この前大学院の鄭さんから、日本のポップカルチャーであるアニメの桜の描写、特に新海誠「秒速5センチメートル」から、日本人の桜をめでる心に迫ろうとしているのだとの話しを聞き、期末レポートも読ませてもらった。その影響で無性に桜を見に行きたくなっているのだが、台湾式の色の濃い桜では、いまいち興が乗らない。日本で濃い色の八重桜を見ると、素直にその美を味わうことが出来るのだが。
いまの留学は非常に充実しており、また台湾のいたるところに日本のものが溢れているので、普段は日本を恋しく思うことなどないのだが、台湾と日本が似通っているがゆえにその差異が気になってしまう。春の大学の賑わいも桜の花も、日本と似ていながらやはり日本とは違うといわざるを得ない。そんなことを意識しているうちに、ふと日本の友人らはいま何をしているのだろうかと気になってしまった。
冬休み中に台湾中部にある霧社で台湾の桜を見てきたのだが、霧社にあった桜は派手なピンク色で淡い白っぽい桜な日本人のイメージする桜とはまったく別物。台北ではいま陽明山の桜が見ごろだそうだが、陽明山の桜も濃いピンクのもの。台湾の桜も確かに奇麗なのだが、白い桜になじんでいる日本人にとっては桜を見ている気がしないというのもまた事実である。
この前大学院の鄭さんから、日本のポップカルチャーであるアニメの桜の描写、特に新海誠「秒速5センチメートル」から、日本人の桜をめでる心に迫ろうとしているのだとの話しを聞き、期末レポートも読ませてもらった。その影響で無性に桜を見に行きたくなっているのだが、台湾式の色の濃い桜では、いまいち興が乗らない。日本で濃い色の八重桜を見ると、素直にその美を味わうことが出来るのだが。
いまの留学は非常に充実しており、また台湾のいたるところに日本のものが溢れているので、普段は日本を恋しく思うことなどないのだが、台湾と日本が似通っているがゆえにその差異が気になってしまう。春の大学の賑わいも桜の花も、日本と似ていながらやはり日本とは違うといわざるを得ない。そんなことを意識しているうちに、ふと日本の友人らはいま何をしているのだろうかと気になってしまった。
by TaiwanBlog
| 2008-02-29 14:30
| 民国97年2月