2007年 10月 30日
Japanese Corner (留学五十一日目) |
今日で第四回目のJapanese Corner。もう慣れてきたので緊張することもなく授業できるようになった。受講生が優秀なので教える側としては非常に楽しい。第一回目はガイダンスを行い、第二回目でことわざを、第三回目では若者言葉を取り上げてきた。そして第四回目のテーマは「日本語で遊ぶ」。具体的には掛詞、地口、駄洒落を紹介した。
掛詞の解説はともかく駄洒落の解説など日本人相手には到底できたものではない。外国人が相手とはいえ、駄洒落についてどこがどう面白いのかを論理的に説明しても、果たして喜んでもらえるのか少々心配だった。笑いを論理的に説明するのは思ったよりも難しそうである。
とりあえずは、はじめに日本のみやびな文化の代表として平安時代の和歌について触れてはったりをかましつつ掛詞を紹介し、駄洒落をその文化が世俗化しきったものだと説明してみた。また、親父ギャグとして若者からは冷笑されつつも、小中学生の間で流行しているということも紹介する。昨日の夜に急遽、駄洒落をテーマに決めたわりには、そこそこそれらしい体裁を整えることができたと自負している。
ただ、駄洒落をテーマとする以上、課題はやはり受講生に言葉遊びとして面白がってもらえるか。まずは日本の故事を知らなくても語感だけで笑える低俗な親父ギャグをいくつか紹介。さすがに全員を笑わすことはできなかったが、日本語がぺらぺらの受講生には受けていた。受講生の間でレベルの差があるので多少の温度差が出てくるのは、ある程度はやむを得ないだろう。しかし初めの簡単な駄洒落が受けたため、一番やりたかった地口の解説をスムーズに行なうことができた。地口の解説に絡めて、日本の世俗の風習や流行を語ったため、ネイティブスピーカーの日本人学生ならではの授業というJapanese Cornerのニーズにも添えたと思う。ついでに少し落語についても紹介したところ、落語をテーマとしたテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」を見ていたという人がいた。幸い私も見ていたので話が弾んだが、台湾の日本文化好きは下手すると日本人以上に日本に詳しいのではないかと思うときがしばしばある。特に芸能関係は日本でもマイナーなアーティストのファンだったりするので侮れない。
かなり自己満足的に書き散らしたが、確かに今回は授業そもそも授業そのものが自己満足的だった。受講生にとって有意義な授業であるかどうかは今後の受講生の数が示してくれるだろう。ちなみにこれまでの受講者数は、第一回目が二人、二回目と三回目は四人、今回は五人。順調に増えているのだが、怖いのは初めの二人以外のメンバーは毎回別の人だということ。一度来た人をリピーターにできていないというのはあまりよくない予兆だろう。時間とヤル気しだいで自由参加の授業らしいが、こうも毎回メンバーが変わると、一家の授業の中で完結させなければならないので少々つらい。ただ、今回から出席を取るように事務室から言われているので、11月からは状況が変わる可能性がある。
掛詞の解説はともかく駄洒落の解説など日本人相手には到底できたものではない。外国人が相手とはいえ、駄洒落についてどこがどう面白いのかを論理的に説明しても、果たして喜んでもらえるのか少々心配だった。笑いを論理的に説明するのは思ったよりも難しそうである。
とりあえずは、はじめに日本のみやびな文化の代表として平安時代の和歌について触れてはったりをかましつつ掛詞を紹介し、駄洒落をその文化が世俗化しきったものだと説明してみた。また、親父ギャグとして若者からは冷笑されつつも、小中学生の間で流行しているということも紹介する。昨日の夜に急遽、駄洒落をテーマに決めたわりには、そこそこそれらしい体裁を整えることができたと自負している。
ただ、駄洒落をテーマとする以上、課題はやはり受講生に言葉遊びとして面白がってもらえるか。まずは日本の故事を知らなくても語感だけで笑える低俗な親父ギャグをいくつか紹介。さすがに全員を笑わすことはできなかったが、日本語がぺらぺらの受講生には受けていた。受講生の間でレベルの差があるので多少の温度差が出てくるのは、ある程度はやむを得ないだろう。しかし初めの簡単な駄洒落が受けたため、一番やりたかった地口の解説をスムーズに行なうことができた。地口の解説に絡めて、日本の世俗の風習や流行を語ったため、ネイティブスピーカーの日本人学生ならではの授業というJapanese Cornerのニーズにも添えたと思う。ついでに少し落語についても紹介したところ、落語をテーマとしたテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」を見ていたという人がいた。幸い私も見ていたので話が弾んだが、台湾の日本文化好きは下手すると日本人以上に日本に詳しいのではないかと思うときがしばしばある。特に芸能関係は日本でもマイナーなアーティストのファンだったりするので侮れない。
かなり自己満足的に書き散らしたが、確かに今回は授業そもそも授業そのものが自己満足的だった。受講生にとって有意義な授業であるかどうかは今後の受講生の数が示してくれるだろう。ちなみにこれまでの受講者数は、第一回目が二人、二回目と三回目は四人、今回は五人。順調に増えているのだが、怖いのは初めの二人以外のメンバーは毎回別の人だということ。一度来た人をリピーターにできていないというのはあまりよくない予兆だろう。時間とヤル気しだいで自由参加の授業らしいが、こうも毎回メンバーが変わると、一家の授業の中で完結させなければならないので少々つらい。ただ、今回から出席を取るように事務室から言われているので、11月からは状況が変わる可能性がある。
by TaiwanBlog
| 2007-10-30 15:30
| 民国96年10月